鈴 木 由 美 子 先生の紹介
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Profile
名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業。
武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。
故山上豊、長井充、宇都宮淑子の各氏に師事。
ピティナ岡崎支部主催、安城音楽協会主催による記念演奏会、定期演奏会、チャリティ−コンサートに多数出演。
そのほか室内楽、デュオコンサート等の演奏活動を行っている。
ウィーンでの第14回International夏期講習会、大阪国際音楽コンクール・マスタークラスに参加して、
ウィーン国立音楽大学教授トーマス・クロイツベルガー氏の指導を受ける。
ピティナ・ピアノコンペティションにおいて指導者賞を受賞。
現在、名古屋音楽学校講師。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。
ピティナ・ピアノステップアドバイザー。ピティナおかざき竹千代ステーション代表。
日本ピアノ教育連盟、愛知ピアノ研究会、安城音楽協会各会員。


インタビュー

Q:レッスンで心がけていることは何ですか?
A:まず、生徒さんと仲良くなり、音楽の楽しさを ピアノを通して伝えたいと思っています。
大人になっても、ピアノ・音楽が好き!という生徒を育てたいと願いながら指導しています。
今まで練習が嫌いという生徒をたくさん見てきました。日々の練習を習慣づける⇒努力することの大切さがわかる。
練習を積み重ねる⇒一つの曲が弾けたことで達成感を味わい、続けることの大切さを実感することができる。
できたこと、頑張ったことが喜びになれば嬉しいです。
頑張ることは、どんなことをするにも必要ですね。

私の大好きな作曲家の一人、ロベルト・シューマンは、批評家としても教育者としても優れた人でした。
たくさんの名言を残していますが、その中の一つをご紹介します。
「本物の音楽は、次のものを備えているはずである。
訓練された耳。訓練された知性。訓練された心。訓練された手。」
納得!共感!
この4つをバランスよく育てること。音楽を永く楽しみ、学んでいくことにつながるでしょう。

ちょっと話がそれますが・・・
子供の頃「音楽をきく」と書く時に、「聞く」?「聴く」?どちらを使うのかなと思ったことがありました。
学校では「聞く」しか習っていなかったので、この字を書いたのですが・・・
「聞く」と「聴く」はこんな違いがあるそうです。
「聞く」は、
・意識しないで音、声を感じ取る。BGMのように。
・自然に聞こえる。(hear)
・門構えの中に耳がある。聞きたくないことは聞かない。
「聴く」は、
・心を落ち着けて注意して耳に入れる。
・意識して聴く。(listen)
・耳を傾け、相手の心に寄り添いながら聴く。
・耳だけでなく、十四の心で聴く。(漢字を分解すると、耳+十+四+心でできていますね)
 どんな心かというと、
 「美しい心で、新しい心で、広い心で、楽しい心で、嬉しい心で、面白い心で、微笑みの心で、
素晴らしい心で、悲しい心で、苦しい心で、愛しい心で、労わる心で、憂う心で、感謝する心で」

音楽は、「聴く」ことがとても大切です。「音を聴く、音楽を聴く」という耳を育てていきます。心で感じたことを音に乗せられたら、ステキですね。


Q:音楽を続けてよかったと思うことは?・・・
A:たくさんの「出会い」があったことです。指導していただいた先生たち、音楽を通して知り合った仲間、生徒さんとそのご両親たち。
人との出会いだけでなく、いろいろなジャンルの曲との出会いと発見。
これからも、その出会いを求めて、ずっと続く音楽の道を歩いていきたいです。

Q:最近、嬉しかったことは?
A:子供の頃から教えている生徒が大学生になり、女子会をしたことです。
ピアノが弾けるということで、コーラスの伴奏でお役に立っていたり、軽音楽のサークルに入ってバンド演奏をしていたり、
大学でピアノサークルに参加していたり、結婚式でピアノを弾いたり、
レストランでピアノ演奏のアルバイトをしたり・・・今でも音楽を楽しんでいます。その話を聞いて、ほっこりしました。

Q:座右の銘は?
A:「一生燃焼 一生感動 一生不悟」
相田みつをさんの書の言葉です。一生悟れなくてもいいから、燃焼いっぱい、感動いっぱいの一生を送りたいという意味です。
コンサートはもちろんですが、フィギュアスケート、ミュージカル、歌舞伎、美術館などいろいろな場所に出かけます。
感動した時、元気をいっぱいもらいます。

Q:生徒さんに一言
A:身体の大きさ、手の形、柔軟性、性格、等々、一人一人違います。
生徒さんに寄り添い、それぞれの個性に合わせた時間を作っていきたいと思っています。
新しい「出会い」を待っています!
一緒に音楽を楽しみましょう!



鈴木先生は、優しく愛情深い方で、一緒にいると気持ちが穏やかになる方です。
演奏と指導の豊富な経験を持ち、それを活かしたレッスンで生徒さんの個性を
伸ばしてくれる先生です。 (火・木に開講しています)