豊田ミュージックアカデミー 研修生 研修課程

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「ベルカントを実現するための奏法」 
習 得 手 順
 

 

 

 

 

 

 


第 一 課 程 (楽器と奏者の一体感を作る)――毎週の研修で平均3ヶ月

    ピアノを弾くときに問題となる、日本と外国との文化的身体的差異のギャップを埋める

    息を使う楽器と同じ原理で音が出せる体の使い方を覚え、自分の声として音を扱えるようにする

    ピアノにおけるコルポとは

    音楽の「下書き」あるいは.デッサンについて

    息としての力を「溜める」「集める」ことと「脱力」の関係

    音の聞き方と身体感覚

  以上を曲の中で実際に使えるようにしていきます。その上で曲想を活かします。

 

第 二 課 程 (音楽と楽器と奏者の3つ一体感を取る)――約3〜6ヶ月

  椅子の高さと作りたい音楽の関係

  音楽への呼吸の通し方(息の通った音楽とは)

  作曲家別の音色と音楽の作り方

  腕と手の甲の脱力と、力との関係

  色々なタッチ

  フレーズ、形式のベルカントな処理

  曲の中での息の配分

  時代別、国別の表現の差異をつかむ

 

第 三 課 程 (技術と心の一致)

  各国伝統の口伝の技を覚え、それを自由に使って多彩な表現を

  一つ一つの技は単にテクニックであるが、それを使いこなすことでやりたい表現が可能になり、演奏の幅が広がる

  ロシアのシコーラを中心に指で音楽を言葉のようにしゃべる

   

第 四 課 程

息としての力を逃がさず、最小の力で最大の効果の出る力配分を各人の利点を活かしながら、様々な

タイプの曲で応用力をつける。

   

第 五 課 程

各人が全体的バランスの中でベストな状態に自分で修正できるようにする。また演奏会前後など、

必要に応じて調整します。

 

第 六 課 程 (ベルカント・メソードを使った指導法の伝授)

どの段階で何を生徒に伝えると指導効果が高くなるか、また演奏中、生徒の体と頭の中で何が起きて

いるかを把握する。

指導手順とこのメソード全体を指導者がどこまで把握しているかが大事です。今やっている曲だけで

はなく、長い目で見た生徒の成長過程の中で、このメソードを利用する、その姿勢が指導力につなが

ります。

 

第 七 課 程 以上

息の通った、生きた演奏を理想とします。その人の持つすべてが、トータルにバランスよく演奏に反映

するために必要なこと、感性、技術、知識など、あらゆる角度から音楽への問いかけをして、自分の言

葉として演奏する姿勢を学びます。この姿勢は演奏者である以上、生涯必要なことです。